• 第17回 卒後研修会
  日時:2012年9月22日(日曜日)
      13時〜17時
  講師:備酒 伸彦 先生 (神戸学院大学)
  場所:エル大阪
    
  テーマ:世界の理学療法


研修会を終え

今回は備酒伸彦先生に「地域リハビリテーション」と題して講義して頂きました。備酒先生は、私や諸先輩方がまだ学生だったころにも講義して頂いた先生で す。その頃の講義はディベイトやクイズ形式といったオリジナリティに富んだ内容で、率直に楽しい講義という印象が残っていて、今回はどういった内容で講義 を行って頂けるのかとても楽しみにしていました。
講義は、北欧諸国の現状や介護保険、最新の特養施設の紹介、東日本大震災の現場など幅広い内容でした。問題提議された内容をグループで相談して、答えを考 えるといった形式は健在で、とても賑やかな講義となりました。病院でのみ働いている理学療法士ではイメージできないような内容でも、備酒先生は全ての内容 にスライド写真をのせて、私たちに分かりやすく伝えて下さいました。
また、様々なスライド写真を見ていく内に、備酒先生の行動力の高さに驚きました。海外や国内の施設を見学し、貪欲に知識を吸収する先生の姿は、一人の理学療法士として尊敬できました。
一番印象に残っているのは、講義の始めに先生がおっしゃった「PT,OTは医療であるか?介護であるか?」という質問についてです。先生は「両方に決まっ ている。広い視野で物事を捉えないと」と答え、そういったPTが求められていると話しました。その後も施設の様々な取り組みや先生の実体験を通して、広い 視野を持つ、つまり地域全体に目を向ける重要性を説いて下さいました。
私は理学療法士として地域全体まで考えることができているか?と考えさせられました。私は新人PT特有の、患者様の機能低下や活動制限にばかり目がいきが ちとなっていると感じました。目の前の患者様に対して必死になることも大事な事であると思いますが、地域全体に目を向けることも重要であると気付かされま した。震災の影響や経済不況と直面している今の日本では、それぞれの地域が活性化しなければならなくて、理学療法士として何ができるのかを考えなければな らないと先生は教えて下さいました。
私は今回、備酒先生の講義を受けることで、地域の中で理学療法士として貢献できることはないかと考えることができました。今後もこのような研修会に参加することで、広い視野、知識を吸収したいと感じ、また後輩達にも是非参加してもらいたいと思いました。
 最後になりましたが、今回講義して下さった備酒先生、ならびに研修会を開催して下さった諸先輩方に感謝いたします。

内田 駿介(府大4期生)